今日は洗浄のお話です。
当社が得意にするのは工業用の洗浄工程です。
たとえば金属を削ったり、研磨したり、プレスで抜き取ったりする加工工程。
たとえばガラスレンズを磨き上げたり、削り出したりする工程。
水晶振動子はどうか、半導体ウエハーは、電子基板は、液晶ガラス基板は…。
製造工程に「加工」があればその次工程は必ず「洗浄」があります。
いわば工業製品の数だけ加工があり、加工の数だけ洗浄があります。
加工の種類によって洗浄のやり方をどう選択すればいいのでしょうか。
洗浄工程を設計する上で基本中の基本となる情報は、その汚れは何なのか、です。
何を洗浄したいのか、どんな汚れを落としたいのか、を明確にすることが最重要な作業となります。
それは「相溶性」という洗浄のメカニズムによるのです。
「相溶性」ってちょっと小難しく感じるかもしれませんが実際には至極簡単なことなのです。
つまり、洗浄剤と汚れは「似た者同士」が相性ばっちり、という極めてシンプルな原理です。
アプラ汚れには石油系の洗浄剤がよく落ちる。
水に入っている不純物(カルシウムやシリカ)には水系の洗浄剤。
シリコンの汚れにはシリコン系の洗浄剤。
汚れがなんであるのかを正確に見極めることで洗浄剤の種類が自然と選定できます。
ですからこの汚れの特定を見極めることが洗浄工程を検討する上で基本中の基本となるのです。
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「洗浄工程」って面白い!!!
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