前回までは「塗料の基礎知識」の<入門編>とでもいうべき、塗料の構成要素についてお話してきました。
これからしばらくは、その中でもかなり重要な塗料樹脂の特長についてお話してまいります。
今回初めて目にする方もおられるでしょうから、まず、塗料の構成要素をおさらいしておきましょう。
塗料の構成要素は四つあります。
塗料=樹脂+顔料・染料+添加剤+溶剤の四つです。
(1) 樹脂の選択で塗料の性質のほとんどが決まる
(2) 顔料・染料で塗料の色が決まる
(3) 添加剤によってその塗料に機能を付け加えることができる
(4) 溶剤によって塗装現場の作業性を支える
以上を何回かに分けてそれぞれのアウトラインをお伝えしてきました。
これからはその中でも最重要項目の一つ塗料の樹脂についてもう少し詳しくお話します。
比較的なじみのある塗料の樹脂には例えば、エポキシ樹脂・ウレタン樹脂・アクリル樹脂・シリコン樹脂などがあります。
これらの塗料樹脂の代表的な特長を理解することは工業用塗料を選定するプロセスで避けては通れません。
またここで「樹脂」の特長を理解できると接着剤、インキ、プラスチックそのものなどを検討するときに役立ちます。
専門用語も若干ちりばめられますが、できるだけシンプルでわかりやすく解説します。
これを機会に塗料の最重要知識の一つ、「樹脂」を理解しましょう。
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「塗料」って面白い!!!
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