さてこの作品の主人公は堀越二郎という実在の技術者がモデルです。
何の技術?
って言うと、あのゼロ戦の設計者なんです。
世界に冠たるゼロ戦(零式艦上戦闘機)作ったぐらいだから設計者としてはめちゃめちゃ優秀。
優秀なだけじゃなくて、まじめで誠実この上ない、ことオシゴトに関しては。
天才エンジニアといっても過言ではありません。
なんだけど…。
でもねええええ。
この作品の中で、この人物は社会人として、大人の男として、常識人として、どこか破綻している。
関東大震災より、新妻の胸の病より、自分自身の健康よりも、まさに寝食を忘れてゼロ戦の設計と機能向上に没頭する、といった具合。ーーー続く。
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