鉄を塗装する
今日は鉄という素材に注目して考えてみます。
最も汎用性の高い便利な金属ですね。
比較的安価で加工もしやすく、あらゆる産業分野で利用されているといっても過言ではなりません。
ただ非常に錆びやすいという弱点を持っています。
この弱点をカバーするための方法が表面処理、中でも塗装です。
それではいつまで錆を防止して鉄を保護すればいいのでしょうか。
古くなった鉄道の高架下など、鉄骨に塗った塗装が錆で持ち上がって剥がれている光景を目にします。
また、自動車をこすってしまった時の傷から徐々に錆が進行してしまった経験がある方もおられるのではないでしょうか。
また数年周期で買い替えていく家電製品とフォークリフトなどの重機とでは同じ鉄材を使用していても錆に対するスペックが違います。
また、屋外で使用する製品には紫外線劣化への対策も必要となってきます。
さて、鉄材塗装の代表的な工程例を次に挙げてみます。
① 工程例 A
(1) 脱脂工程:表面の油分を取ります
洗浄工程と言い換えても結構です
(2) 塗装工程:アクリルやメラミンなど高温焼付型の塗装を施します
焼付炉に入りきらいないほどの大きな製品はウレタン塗料を使用します
水性塗料や粉体塗料を塗装する場合もあります
② 工程例 B
(1) 脱脂工程:工程A-(1)と同じです
(2) 下塗塗装:エポキシなどのプライマーを塗布してより防錆能力を確保します
電着塗料を塗装する場合もあります
最近では粉体塗料型のエポキシプライマーも開発されています
(3) 上塗工程:工程A-(2)と同じです
③ 工程例 C
(1) 脱脂工程:工程A-(1)と同じです
(2) 化成処理:リン酸亜鉛、リン酸鉄、ジルコニアなどの化成被膜を形成させます
(3) 塗装工程:工程A-(2)と同じです
以上が鉄材に対する代表的な塗装工程例です。
今回はこの工程Cでご紹介した化成処理について当社の製品をご紹介します。
当社の製品はアップル液といいます。
特長は、
★ 錆取りができる
★ リン酸の膜で錆が防げる
★ 環境負荷物質を使用していない
★ 排水処理設備などの大規模設備投資が不要
★ 他の化成処理工程と比べて工程短縮が可能
★ 処理設備の省スペース化を実現
といいうものです。
お客様のご要求に応じてカスタマイズすることもできます。
現在製品の化成処理工程でご検討中の方、お悩みの方、ぜひ下記のホームページをご覧になってください。
さて今日はここまでです。
今回もお読みいただきありがとうございました。
今回ご紹介した化成処理剤、アップル液は下記のホームページをご覧ください。
https://premium.ipros.jp/nkazai/product/detail/2000436439/?hub=163&categoryId=42799
日本化材は色々考えます。
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