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素地研摩

更新日:2022年8月29日

素地研摩

素地研摩は、材面の飽まくら、さか目、けば立ち、傷等を取り除き、完全な平坦面を作りだすこと表面を一皮むいて、汚れのない清潔な面にすることがポイントです。

研摩は、下研摩(#80~#120) サンドペーパーと上研摩(#2150~#180) サンドペーパーの二段に分けて行うのが効果的です。はじめから細かいサンドペーバーを使うと全般的な平

坦度が得られません。研摩方向は木目と平行としますが、下研摩の場合には多少斜めの方向にしますと平坦度が良くなります。

サンドペーパーには必ず当て板を使用し、研摩を終った面はブラシか、圧縮空気を吹付けて、木目の中まで十分に清掃します。清掃が終った面は素手で触ったりして汚さないよう

に注意することが必要です。

図5-1はサンドペーパーを有効に使うための裁断法を示す。





漂白

木材は同一樹種材でも心材(濃色)、辺材(淡色)の部分が入りまじり、材色が不均一であるため、これらの色むらを統一し、一定の色あいにすることが必要です。この場合、 漂白か着色の方法により行いますが、濃淡部分の面積の多い方の色調に合わせます。つまり濃色面を淡色にする場合は漂白し、淡色面を濃色にする場合は着色します。

漂白

漂白は、木材の濃色部分を脱色し、淡色部分に色をそろえることであり、主な目的は次のようになります。

①濃色部分を漂白し、淡色との材色の差をそろえる。

②固有の材色をより白くするため、あるいは汚染された材色を淡色化する。

③明るい着色仕上げの前処理として漂白を行い、着色効果を上げる。


漂白剤の種類

木材の漂白には、過酸化水素、亜塩素酸ソーダ、修酸、過マンガン酸カリ、アンモニアなどの種々の薬品と、これらの薬品を主成分に浸透剤などを加えた市販品の漂白剤が用いられます。


1)アンモニア水と過酸化水素との漂白

過酸化水素溶液(30~35%)とアンモニア水溶液(28%)とを等量混合し、直ちに塗布します。

この場合、可使時間は30分程度であり、また別々に行うときには、アンモニア水を塗布し、次に過酸化水素溶液を塗布します。


2)亜塩素酸ナトリウムの漂白

亜塩素酸ナトリウム水溶液(3%)を塗布し、直ちに氷酢酸水溶液(0.5 %)を塗布します。塗布後、60°C前後でよく乾燥させます。漂白後は、水洗いを行い、黄味がなくなるまで数回ぬれた布でよくふき取ります。


漂白の条件

材色、あるいは汚染の種類や程度、浸透性によって、また漂白剤の種類、配合比濃度、時間、温度などの条件によって漂白効果は異なります。理想的な漂白は、作業しやすく、低濃度で短時間にしかも加温することなく、所要の白さになり、水洗いすることなく、しかも塗装に悪影響を及ぼさないことですが、現実には難しいことです。


漂白方法

漂白剤の容器としては、金属容器以外のものを用い、また、はけも合成繊維のものを用います。木材の表面処理の一部分を漂白するときは、その境界付近に水を塗布しておくと、 ボカシ状態となり、境界(赤味、白味)の判別ができにくくなります。

表5-4は漂白の方法を示したものです。





過酸化水素などは、日光が当たったり、温度が高いほど分解しやすいので、冷暗所に保 管すること。また木粉や塗料ミストなど引火性の強いものに付着すると、自然発火の危険性もあるので取扱には十分注意が必要、また漂白剤は皮膚や衣服を腐食するので飛散に注 意すること。

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