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塗装方法の種類

塗装方法の種類

塗装方法の種類は数多くあり (表7-1を参照)、同一塗料でも塗装方法、方式、被塗物の状態により異なります。 これら全てを説明することは不可能であるので主な塗装方法を述べるのみにとどめることにしました。




はけ塗り

はけ塗りは、古くから行われてきた塗装方法であり、相当の熟練を要します。 はけ塗りは、どのような製品でも自由に塗装できるという特長を持ちますが、熟練した技能がなけ

れば美しく仕上げることはむずかしいことです。

はけの選び方については前項で述べているので省略し、はけの持ち方、はけの運び方、順序と注意事項について説明します。




はけの持ち方

はけの持ち方は、本来、自由ですが、長い間の習慣から常識的な持ち方を正しい持ち方と考えても良いでしょう。

それには次の要素があります。

①動作が自由であること。

②長時間の作業にも疲れが少ないこと。

③取り落すことなく、安全な持ち方であること。

④手先が汚れないこと。

⑤適度の力が入ること。

以上のことを条件として、はけの保持法には柄木の中心を持つ場合、やや上方、やや下方を持つ場合の三とおりが考えられます。 このうち、柄木の中心より上方を持つとはけ先が不安定になり、下方を持つほど、 はけ先は安定しますが、指先が汚れやすくなります。 (したがって、はけは大体柄木の中心か、それよりやや上方を持つのが一般的です。鉄塔や橋梁などの高所作業でのずんどうばけの保持は、取り落すことのないように、柄木の間に人さし指を入れ、親指とで輪を作るように柄木を保持するか、または中指を柄木の間に入れて、親指と人さし指とで輪を作るようにして柄木を保持します。つまり、 栃木の間に常に指のはいった状態で作業をします。

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